@Bmaru2さんのツイート

路地裏からの新提案 

 

 

 

 

 

 

 

   「・・・って事で今年の超B級新春キャンペーンも中止になりました。
   ごめんなさい。ごめんなさい」     
               

        
     「めぇ〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ホント申し訳ございません。つか『めぇ〜』とか言われても当社としてはマジ困るんです。
 近年の不安定な経済情勢もあり、ギリギリまで継続の道を
 模索していたんですけど、あんな事やこんな事があって今後の見通しもたたず、
 事業として成り立たないことから、超B級新春キャンペーン中止という決断なんです。
 くぅぅ・・拙者は・・拙者は誠に無念でござる。誠に無念でござりまするぅーー ><」     
               

        
     「めぇ・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               

        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・って感じでうまい具合にフェイドアウトさせて
 超B級新春キャンペーンを
やってた事自体を忘れさせちまおう!
 って作戦なんですよ!
うははー♪ あっ!
               

        
     「めぇ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               「・・・・・・」
                

        

 

 

「・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         「・・・って事で今年の超B級新春キャンペーンも
         中止になりました。お客様」
                

         

 

「・・・そう」

 

 

皆様も当店が超B級新春キャンペーンをやってたという
過去の事実は早く忘れてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーところで早乙女さん。僕のお店って僕一人で
髪切ってる1on1スタイルなのにカット椅子が2台もあるじゃないですかー。
1台分のスペースがホント無駄だと思いません??

 

「ああ、確かに無駄だな。まー1人で2台をうまく活用してお客様の
回転率上げるとかさー。あとホントいい加減、従業員雇って
事業拡大とかそういう時期に差し掛かってんじゃねーの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うんうん!そうなんですよ!だから使ってない椅子を撤去して
そこのスペースにサンドバッグでも設置しようかと思ってるんですよ」

 

「はい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや、だからサンドバッグをね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              
              
    「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・うん。だから床屋にサンドバッグ置いてどうするんだね?」

 

「え?・・?叩くんですよ??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               「・・・・・・」
              
    「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もー!いいですか早乙女さん!今、業界は大変な時代なんです。
大手サロンや低料金カット専門サロンに個人店が対向するには、
生半可な発想じゃダメ
なんですよ! わかります?えっ?わかんない???
ああーーん、もうクソ!イライラしてきた!!クソめ、このクソビッチめ!あー何か殴りてー!
くそ!こんな時にサンドバッグがあれば・・はっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         
              
                ↑
           何かが降りてきてるの図。

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ね?サンドバッグ便利でしょ?」

「いや、別にキミが欲しいだけじゃん
つか、そもそもサンドバッグを床屋に設置して
何か利益は生まれるのかね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「余ってるもう1台の
  カット椅子からも、何も

  利益は生まれないですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    「・・・・・・」
                   
         「・・・・・・」

   正論を正論で返す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっほら、30分サンドバッグ叩き放題で500円とか」

その隣で髪切られるのやだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んじゃ残りの椅子も撤去して、もう一台サンドバック設置するとか」

どこで髪切るんだよ。既に床屋じゃないじゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               「・・・・・・」
              
    「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いいですか!僕にはお客様の中から
第二の魔裟斗を輩出したいという野望が!

「いや、床屋なんだからヘアーデザインで
第二の魔裟斗ヘアーを輩出しろよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーホントごめんなさい。僕、ヘアーデザインとか
そういうアレ、全く興味ないんで、マジやめてくれません?」

「つか、ヘアーデザインがキミの本業だろ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                「・・・・・・」
              
    「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       ああーそうだ!フィットネスバイク置きゃいいんじゃね?
         こんなやつ↓

         

「ほら、これならお客様が座れるから僕もカットしやすいし、
お客様もカットされながら有酸素運動できるし
しかも、なんと目の前に装着されたモニターから
動画もネットもゲームも楽しめるのですよ!!いえい!」

 

「うおおおおおおーーーーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど面白い!アリっちゃーアリだよな。
まー髪切る方は大変そうだけどな。 そしたらアレか?
余ってるカット椅子1台撤去してフィットネスバイク導入か?

「いや、今使ってるメインのカット椅子を
フィットネスバイク
にして、余ってるカット椅子の方には
サンドバック
置きますね!ひゃっほー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どんだけサンドバック欲しいんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               「・・・・・・」
              
    「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーもうーめんどくせーなー。そしたら売ってねーけど
惣流・アスカ・ラングレーの等身大フィギュアでも置くかなー。
なんちゃってーなんちゃってー!!うははー♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

おいっ!!

「はい、なんでしょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・綾波だったら
週2回カットしに来るわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               「・・・・・・」
              
    「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               「・・・・・・」
              
    「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         
   ごめんなさい。こんな時、どんな顔を
   すればいいのか分からないの・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        〜お客様各位〜

 いつもご利用ありがとうございます。ここまで御覧頂いたお客様には
 誠に申し訳ないのですが、フィットネスバイク設置を各所に問い合わせて
 みたところ、フィットネスバイクを使用してのカット業務は非常に危険と
 みなされた為、残念ながら当店では実現出来ません。

 サンドバックに関しましても、当店ご利用のお客様以外の方が
 外から店内を見られた時、「カットじゃなくてアッパーカットされちゃう!」
 判断しかれないので、今回は見送らせて頂きます。


 なお、「俺はアスカが好きだ!」とか「綾波に決まってんじゃん!」とか
 「マリ置けよマリ!」とか、そういうアレな個人的な趣味につきましては、
 ご来店の際にお伺いしますのでご了承くださいませ。
 では、皆様のご来店を心よりお待ちしております。
                                
  Bコレクター店主  

 

 

 

 

 

 

 

            おしまい

(このドラマは一部フィクションであり、登場人物、団体名等は
全て架空の妄想の電波的なインターネット上のアレです。 )

 

 

 

 

 

 


      *次回予告*

ええ、まだ決まってません。リアルタイムな情報ならBコレ店主が
日記とおなじテンションでdisるツイッター見てください。http://twitter.com/Bmaru2
皆様のフォローお待ちしてます。(お店の混雑状況もたまにつぶやきます)

 

 

 

 

 

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